無理な姿勢を長時間続けたりすると、筋肉が疲労し血液の流れが悪くなり、首や肩、背中などに疲労物質が溜まってきます。そうすると、筋肉が緊張し硬く強張ってきます。強張った筋肉が血管を圧迫するため血行が悪くなり血液の流れにのせて、疲労物質を取り除くことが難しくなり、筋肉内に疲労物質や発痛物質が溜まってさらに痛みます。
このような筋肉の疲れが張りや凝りだるさなどの症状を引き起こす原因になります。
また、硬く強張った筋肉は末梢神経を傷つけることもあり、痺れなども生じてきます。
放置していると、悪循環が起こり症状が慢性化してくることもありますので、早めの対処が有効です。
腰痛とひと口で言っても痛みは様々です。人によって痛みの強さも痛みの出る状況も違います。腰痛は両側にある筋肉や靭帯で支えられています。筋肉は関節を動かしたり、反対に動かさないように固定する役割もあります。
長時間同じ姿勢でいたりすると、筋肉に過度の疲労が溜まってきたり、筋力が低下すると腰椎を支えきれなくなり腰痛を引き起こす事になります。
腰痛のタイプには、突然起こる急性の痛みと、繰り返し起こる慢性の痛みに大きく分けられます。
急性の場合は、一般的に重い物を持ち上げた時に起こりやすいと思われがちですが、前かがみになった時など、ちょっとした動作でも起こります。やはり疲労が最大の原因ですので、疲れが溜まる前に対処し発症した場合は早期受診をお勧めいたします。
慢性の場合は生活習慣が大きくかかわってきます。筋力不足、運動不足が原因で起こることが多いです。
「我慢できるから」などと放っておかないで専門家に相談してみましょう。
膝の痛みの原因は、膝部分に障害がある場合と、膝周辺の筋肉や神経、骨盤、脊椎の歪みによる間接的な場合に分けられます。またハードなスポーツにより負担がかかってくる場合も考えられます。
膝は大腿骨と脛骨の間にある関節です。高齢者の方の場合は、長年の膝の屈伸や年齢に伴って関節の軟骨がすり減り、クッションの役目をしている半月板に炎症がおき、水が溜まって痛くなる変形性膝節症の場合が考えられます。他に過体重によるもの、O脚X脚による膝の負担など様々です。
膝に痛みがある時は無理をせず休む必要がありますが、いつまでも動かないでいると、筋肉や関節が硬くなり普段の膝関節の動作が困難になります。
我慢せずに早めに受診をし、痛みが落ち着いたら、体に負担の無い様、自分のペースでリハビリ等を始め筋肉を強化していくとよいでしょう。膝を支える筋肉が丈夫であれば、安定し膝の痛みは緩和されます。
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